まなブロ by 教育イノベーター本山勝寛

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団子どもの貧困対策チームリーダー。『今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。』 『最強の独学術』等著書多数。

勝因分析

今回の大学院出願の分析をしてみようと思います。
これは、受け入れた側の論理ではなく、どのように審査されたか知る由もない、挑んだ側の論理であり、全く主観的なものであることを踏まえて、あくまで参考にのみしてください。

僕が今回、ハーバード教育大学院に合格した最大の要因は、

「『そこに行きたい!!!』と、心の底から想う強い渇望感」だったと思っています。

これなくしては、合格にいたるまでのストイックなまでの努力や、地道な作業、あるいは偶然と幸運の引き寄せはなかったはずです。
強く強く病的なまでに願い、溢れんばかりの動機と情熱、執念を持つこと。
全てはここから始まります。

次に、米大学院出願で重要なことは、要求されている(だろう)ものをしっかり満たし、総合評価を上げることです。
一般的に、
TOEFL、GRE、GPA、推薦状、エッセイ(将来のビジョンとそれを裏付ける経験・実績)
が求められるわけですが、どれも疎かにしてはいけません。
全てにおいて、全力を尽くしましょう

僕はGPA=3.2というハーバード志望者としてはあり得ない前提条件に付きまとわれていたわけですが、それを振り切るために、GRE・Verbalのハイスコアにこだわりました。
V600を取れれば、日本人としてはかなりハイスコアであることを知り、これを目指しました。そして、2ヵ月ほどで4000単語を完璧に覚え、達成しました。これも、挫折しかけましたが、「執念」で乗り越えました。
GREを終えると、エッセイに全力を注ぎました。
丸1ヵ月半費やしました。
エッセイは非常に重要だという話はよくされていますが、ある条件を付け加えた上で、まさにその通りだと言えると思います。
なぜなら、僕は今回ハーバード(以下、ジョージワシントン、NYU)には合格して、スタンフォードは不合格だったからです。
ハーバード、スタンフォードはレベル的には同じくらいだと思われますが、合否の違いが出たのは、エッセイ、あるいは、エッセイに付随する「出願するプログラムと己のビジョンの整合性」によるところだと感じます。
僕はもともとハーバードにどうしても行きたかったです。理由はここでは触れませんが、ハーバード以外ならあまり行く気はなかったです。だから、プログラムの内容や教授陣もハーバードのばかり調べていました。そして何を専攻にするのか、将来のビジョンはどうなのか?という部分は、実は、いろいろ調べるなかで、明確化していきました。
実は昨年は、ケネディスクールの公共政策国際開発を志望していたのですが、自分がやりたいことをもっと深く、具体的に考えてみたときに、国際教育政策(開発)と出会ったのです。
ビジョンを明確にする、というこのプロセスは非常に重要だったと感じています。これがエッセイを書いていく上で役立ちました。
そして、ハーバードのそのプログラムを調べてみると、自分のやりたいことがそろっていることをもっと詳細に知ることになり、さらに行きたくなりました。

対照的に、他の大学はあまり調べませんでした。気持ち的にはハーバード一本といった感じでした。
といっても、エッセイを書くために調べなければならないので、一通り、HPの隅から隅くらいまでは読み通しましたが。。
その結果、スタンフォードは自分がやりたいことを研究している教授があまりいないことに気づきました。授業もイマイチ、ビンビン来るものがありませんでした。
さらには、東海外に行きたかった自分には、西海岸の地はあまりにも温かすぎる気がしました。
でも、その教育分野でハーバードと肩を並べるトップだから、出願しておこうということで出願しました。
こういう想いでは、当然、エッセイに熱がこもらないのかもしれません。
「こいつはうちの大学院プログラムを調べに調べきってるな」と思わせるようなこともできなかったのでしょう。
スタンフォード×の結果はこれにつきると思います。

あと、付け加えるなら、推薦状も大きかったのかもしれません。
偶然と天運により、ハーバード教育大学院修士課程を修了したアルク取締役の森田さんに推薦状を書いてもらいましたが、これはハーバード出願に大きく有利になったはずです。
OBを見つけ出して、推薦状書いてもらってるってことは、そこに本気で行きたいんだなって明らかに分かりますもんね。そして、ただサインをもらっただけのものではなく、自分の個性を(ある程度)知ってもらった上で、的確な推薦状を書いてもらえたことが良かったのだと思います。

だいたいこんな所だと思います。
がんばりようがないGPA以外は、我ながら本当にがんばったと思います。
でも、推薦状はやりようによってはもっといけたかもしれません。それには、もっと多くの年月と天運が必要ですが。。
GREもWritingがさえませんでした。だから突かれる点は多かったです。
職歴も浅いですし。経歴も変ですし。
でも、やっぱり一番大きかったのは、
「何が何でも行きたい!」という気持ちだったと思います。

為せば為る、為さねば為らぬ何事も

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