ちょっと恒例になりつつある「韓国中等教育事情」です。
最近、韓国で話題になっている、今年度始動の中高一貫校があります。
「清心国際中高等学校」
(チョンシmと発音します。日本語サイトもあるのでぜひ一読あれ。この手の韓国中等教育機関で日本語があるのは貴重です。)
以前にも紹介したように、韓国では今、英語熱、留学熱というのがものすごいです。
高校では外高(ウェゴ、外国語高校)と言われる、英語の習得に力を入れる高校が雨後の筍のように現れ、人気をはくしています。
そのなかでも、大元(テヲン)や、外大付属高、民族史観高がハイレベルを誇っており、ハーバードを筆頭とする米有名大に複数の合格者を輩出しています。
それについてこちら
そんな中で、なぜ清心(日本の清心女子とは関係ないです)が話題になっているのか。
1)外国語を扱う特殊校としては稀な「中高一貫校」であること
(他には釜山国際中高があり、ここをモデルとしていると説明しています)
2)したがって、中学が含まれるわけだが、中学の外国語特殊校は他にほとんどないこと
3)国語以外は英語で授業を行うという徹底度
(これを行っているのは、上記、外大付属と民族史観高のみのようです。したがって中学では初めて)
4)実際に教師の経歴がすごい
(ソウル大卒外国で学位取得者多数、ネイティブもハーバード卒含めて複数。民族史観高元教員も)
5)環境・施設のよさ
などの要因から、第1期の応募が20倍を越えたようです。
特に中学が人気のようですね。
選抜の時点で英語のエッセイやらリスニングやらある時点で、2000人以上の応募者自体がそれに挑戦するレベルなんでしょう。うーん、韓国侮れん・・・
ちなみに、100人定員の内、外国語優秀者特別選考で日本語枠も10人あります。(ただし韓国籍)
外国人や帰国生も受け入れる前提のようですが、外国人枠としては規定されていないようです。
中高一貫ではあるものの、今後、米名門高校留学生も複数出してくるんじゃないでしょうか。
こんな感じの。。
米名門大留学は、韓国ではさらに競争が激しくなりそうです。
負けるな日本!
僕がこういう中高を創るには、あと5〜10年はかかりそうです・・・
みなさん、しばしお待ちを。
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