本山勝寛 4kizフォーキッズ代表 公式ブログ | Katsuhiro Motoyama's Official Blog

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団で教育、国際支援、子ども支援事業に携わり、EdTechスタートアップを起業。 子供向けSNSフォーキッズを立ち上げる。『好奇心を伸ばす子育て』『最強の独学術』等著書多数。6児父4回育休。

英語で全授業が行われる中学@韓国

ちょっと恒例になりつつある「韓国中等教育事情」です。

最近、韓国で話題になっている、今年度始動の中高一貫校があります。

「清心国際中高等学校」
(チョンシmと発音します。日本語サイトもあるのでぜひ一読あれ。この手の韓国中等教育機関で日本語があるのは貴重です。)

以前にも紹介したように、韓国では今、英語熱、留学熱というのがものすごいです。
高校では外高(ウェゴ、外国語高校)と言われる、英語の習得に力を入れる高校が雨後の筍のように現れ、人気をはくしています。
そのなかでも、大元(テヲン)や、外大付属高民族史観高がハイレベルを誇っており、ハーバードを筆頭とする米有名大に複数の合格者を輩出しています。
それについてこちら

そんな中で、なぜ清心(日本の清心女子とは関係ないです)が話題になっているのか。

1)外国語を扱う特殊校としては稀な中高一貫校であること
(他には釜山国際中高があり、ここをモデルとしていると説明しています)

2)したがって、中学が含まれるわけだが、中学の外国語特殊校は他にほとんどないこと

3)国語以外は英語で授業を行うという徹底度
(これを行っているのは、上記、外大付属と民族史観高のみのようです。したがって中学では初めて)

4)実際に教師の経歴がすごい
ソウル大卒外国で学位取得者多数ネイティブもハーバード卒含めて複数。民族史観高元教員も)

5)環境・施設のよさ

などの要因から、第1期の応募が20倍を越えたようです。
特に中学が人気のようですね。
選抜の時点で英語のエッセイやらリスニングやらある時点で、2000人以上の応募者自体がそれに挑戦するレベルなんでしょう。うーん、韓国侮れん・・・
ちなみに、100人定員の内、外国語優秀者特別選考で日本語枠も10人あります。(ただし韓国籍
外国人や帰国生も受け入れる前提のようですが、外国人枠としては規定されていないようです。

中高一貫ではあるものの、今後、米名門高校留学生も複数出してくるんじゃないでしょうか。
こんな感じの。。
米名門大留学は、韓国ではさらに競争が激しくなりそうです。

負けるな日本!

僕がこういう中高を創るには、あと5〜10年はかかりそうです・・・
みなさん、しばしお待ちを。

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