今日は詩を愛するものとして、
一遍、紹介します。
吉田松陰の詩です。
丈夫見ル所アリ
決意シテ之ヲ為ス
富岳崩ルルト雖も
刀水竭(カ)ルルト雖も
亦誰カ之ヲ移シ易(カ)ヘンヤ
松陰が、いよいよ国禁を犯して渡米するために黒舟に密航する決意を同志に明かす。その中の一人が強くそれを制するが、松陰の心は既に決まっている。
「男児がいったん決意したことは、たとえ富士が崩れ、利根川が枯れるようなことがあっても、志、変えるべきではない。」
そのような男の決意を詠った詩です。
今の僕の心境も、このような悲壮なる決意の、一端には重なっています。