本山勝寛 4kizフォーキッズ代表 公式ブログ | Katsuhiro Motoyama's Official Blog

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団で教育、国際支援、子ども支援事業に携わり、EdTechスタートアップを起業。 子供向けSNSフォーキッズを立ち上げる。『好奇心を伸ばす子育て』『最強の独学術』等著書多数。6児父4回育休。

子育て

東京五輪でベビーブーム到来?オリンピックと出生率の関係

2020年のオリンピック、パラリンピック東京開催が決定し、ツイッター上では「五輪までに結婚して子ども産んで、一緒に観に行きたい」という書き込みが急増しているそうだ。そのまとめはコチラ。 オリンピックが東京に決まったようで、少しは日本の景気もよく…

出生率が最も低い自治体

現在、日本の出生率(合計特殊出生率)は1.41と、2005年に1.26まで落ち込んだ時期よりもやや回復しているが、依然として低い水準にあることはよく知られている。1.41という値はあくまで日本全国の平均値であるが、市町村別でみるとその値はかなり変わってく…

世界一カブトムシが好きな日本人

夏休みだ。子どもたちとクワガタ、カブトムシ探しに励んでいる。猛暑のなか公園に繰り出しては、木の枝や石の下に潜むいろんな虫を見つけ出し、宝探しのような興奮を味わっている。大人にとっては気持ち悪いダンゴムシやミミズ、ムカデでさえも、子どもにと…

園で父の日が行われない〜離婚したら父親はいなくなる?

友人が子どもの保育園で、母の日は記念制作が行われたのに、父の日はなかったということを言っていた。先生に事情を聞くと、園の半数が母子家庭で、「父親のいない」園児に配慮したとのこと。同様に、父の日も母の日もやらない保育園、幼稚園はかなり増えて…

結婚の科学 恋愛と見合いどっちが幸せ?

先日、『選択の科学』という観点で選挙について考えてみたが、今回は結婚について考えてみたい。というのも、同著のなかで、恋愛結婚と取り決め婚(お見合い結婚)を比較した面白い研究結果が紹介されていたからだ。選択の科学作者: シーナ・アイエンガー,櫻…

給付金増で男の育休は増えるか?

先日、育児休業給付金の増額を検討する旨を田村厚労相が発表したという報道があった。現状は休業前の平均賃金の5割(上限月21万4650円)が最長1年間支給される。多くの人が勘違いをしているようだが、財源の大半は雇用保険で、国の負担は現状で7%弱と少な…

子ども医療費タダは適切か?

娘が風邪を引いたので病院に連れていった。いつものように、診療費も薬代も支払う必要がなくタダだった。健康保険による7割とは別に、自己負担分3割が支援される東京都の乳幼児医療費無料制度によるものだ。子どもたちを病院に連れていく度に大変ありがたい…

うんちのうんちく

今日は非常に重要な話を書きたいが、食事中の方は本記事を読まれないよう、ご注意いただきたい。何の話かというと、表題の通り「うんち」の話だ。そう、我々が生涯にわたってほぼ毎日、およそ3万回ほど行うであろう行為についてである。このことを書こうと思…

オッパイがすごすぎる件

「Breast is best for getting ahead」(出世にはオッパイが一番)という最近の英研究を報道するAFP通信の記事が世界に配信され、日本語サイトにも掲載されていた。日本語記事の上品なタイトルは「子供の出世を望むなら母乳が一番、英研究」で、一部抜粋する…

出産祝い金500万円のソフトバンク方式、月額払いの子供手当、少子化対策に効くのはどっち?

第三子の出生届を出した。私の住む渋谷区ではハッピーマザー出産助成金8万円が出るので、出費がかさむ出産時に助かる支援だ。同時に児童手当の手続きも済ませ、これで4歳の長男分1万円、2歳の長女と次女分がそれぞれ1万5千円、合計月4万5千円を手当としてい…

立ち会い出産しよう

先日6月12日、第三子が産まれた。病院入りしてからほぼ半日がかりの大変な出産だった。胎中という守られた世界から、勇気を振り絞って初めてこの世界に出てきた娘の姿と泣き声。想像を絶する痛みを乗り越えて、我が子に出会い、「赤ちゃん!赤ちゃん!」と言…

育休3年再考、地方公務員は20%が利用

安倍首相が「育休最長3年制」を企業に要請した直後、「投票では育休3年が最多なのに、支持論者が私一人なので、敢えて再度反論してみる」という記事を書かざるを得なかったくらい、支持論者がいなかったが、ここにきて少しずつ冷静な議論がみられるようにな…

2回目の育休前に「男の育休」を再考してみた

あと10日程で、第三子が産まれる予定だ。毎日ドキドキしながら日に日に大きくなる妻のお腹を見つめている。このお腹から奇跡の産声があがると同時に、育児休業(育休)に入ることになる。第二子に続いて2回目の育休だ。私は第二子の誕生の際に育休を2ヶ月間…

少子化に最も効くのは「ありがとう」という言葉なんじゃないかと

「育休3年」や「女性手帳」の論争が続いています。「少子化」という国家の存亡にかかわる社会問題と、「男と女」という人類永遠のテーマに関わることですから、当然といえば当然かもしれません。毎日一緒に暮らしている夫婦ですら、誤解やすれ違いは当たり前…

「育休3年=女性採用控え論」の根拠が弱い理由

議論百出の「育休3年制」について、当初はネット上で強い反対論のみに傾く流れに違和感を覚えたので、議論のバランスを取るため敢えて反論(支持論)を投稿させてもらった。それが、すっかり育休3年制の推進論者のようなポジションになってしまい、やや困惑…

こどもの日は鯉のぼりを掲げよう!

ゴールデンウィーク真っ最中だ。今のところ5月3日の憲法記念日にちなんだ、憲法改正論議が盛んなようだが、5月5日の「こどもの日」も、この機会を大事にしながら、子どもについてじっくりと考えておきたい日だ。最近、少子化問題がクローズアップされ、様々…

育休の価値換算は1200万円以上?

育休3年論でいろんな議論が出ているついでに、育児休業という「お仕事=vocation」の貨幣価値を換算してみたい。というのも、「育休=竜宮城で休んでいる」、「育休復職者=浦島太郎」という考え方が未だにはびこっており、その考え方そのものが育休を取得し…

投票では育休3年が最多なのに、支持論者が私一人なので、敢えて再度反論してみる

先日、「育休3年に加え、夫婦育休で給付金10割を提案」という記事を書いたが、その後も各所で育休3年制への強い反対の声ばかりが続くので、批判覚悟で敢えて再度反論したい。ちなみに代表的反対論は以下。 女子大生でも分かる、3年間の育児休暇が最悪な結果…

【サザエさんと少子化】三世代同居と子育てを考える

先日、国会で民主党議員と安倍首相との間でこんなやり取りがあって、話題になった。 民主党高橋千秋議員:「サザエさんに出てくる波平さんというお父さんがいますね。いくつか、総理、ご存知ですか?」 安倍首相:「57歳ですか。」 民主:「54歳です。総理よ…

育休3年に加え、夫婦育休で給付金10割を提案します

安倍首相が育児休業(育休)を現行の1年半から3年に伸ばす方針を決め、経済界にも要請した。女性の人材活用を経済成長の柱とする考えで、待機児童の解消と合わせてセットで発表された。ネット上の反応をみる限り、この育休3年の方針には反対の声も多いようだ…

世代間格差是正に「子ども投票権」を!

衆院選の無効判決が出たことにより、「一票の格差」すなわち地域間格差にスポットがあたっている。人口の多い都市よりも、少ない地方のほうが少ない投票数で当選できるため、一票の重みに格差が生じているという見解だ。この地域間格差のほかに、日本の選挙…

子どもたちに「誰が一番好き?」と聞かれたら〜亡き母の手記

最近、家族のことを振り返るため、父に亡き母のことを尋ねてみました。すると、20年前に他界した母の生前の手記が出てきました。28年前、ちょうど私自身が私の長男と同じ4歳の頃のものです。自分たちの子育てにとても参考になる、母から贈られた子育て秘話…

娘の誕生日に、妻からのメール

今日は娘ゆっちゃんの2歳の誕生日です。 あいにく、ロンドン出張のため一緒にいてあげられないことが、イクメンパパとしてなんとも悔しく、申し訳ないのですが、妻からこんなメールが届きました。 - 今日のゆっちゃま。お昼寝前に一人読書。 気付いたら就寝…

出張イクメンの苦悩

アフリカ出張から3日が経ちました。 1月に第2子がうまれ、2ヶ月の育休から復帰して、初めての海外出張です。 とても手がかかる0歳と2歳の子どもたちを置いて、長い間海外に出なければならないのは、自称「イクメン」としてはかなり辛いものがあります。…

コペルニクス的大転換

娘のゆっちゃんもおかげさまで4カ月をこえました。 そして、最近寝返りをうてるようになりました!(パチパチパチ) 寝返りといっても、「仰向け」から「うつ伏せ」(で顔上げ)の状態になるだけですが、赤ちゃんにとってこれはコペルニクスくらいの大転換…

育休を終えて

3月いっぱいをもって2ヶ月間の育児休業を終えた。 復職後すぐに震災支援体制に入ったためバタバタとしていたが、まだまだ日本社会では珍しい男の育休を取得した身として、この間の経験を簡単に振り返っておきたい。(ずいぶん前に書き始めた記事だがようや…

震災と家族の間

あの日から2週間が経った。この間、被災地への想いと、現場に飛んで行けない事情の狭間で葛藤があった。長らく続く余震と、原発からの放射線。まだ小さい子どもたちを持つ親として、正直、「避難」「疎開」という言葉も頭をよぎった。 自分だけの命ではない…

親バカ一日入園

先日、長男のまーくんと一緒に幼稚園の一日入園に行ってきました。 まだ2歳2カ月ですが、4年保育の2歳児クラスにこの4月から入園の予定です。 4月から私の育休期間も終わり、妻が生まれたばかりの妹とやんちゃなまーくんの二人を同時にみるのが大変な…

本山勝寛、フジテレビに出演します

先日、フジテレビの番組の取材を受けました。 本日3月4日(金)深夜25:25〜25:55放送の「1924」という若者の討論番組で、男性の育休をテーマにするそうで、実際の育休取得者としての出演です。 近所の公園で長男のまーくんと一緒にインタビ…

1カ月で1.5倍

昨日、娘のゆっちゃんが生まれてちょうど1カ月になりました。 新生児は生後1カ月で健康診査があり、身長体重など成長具合をみてもらうことになっています。 長男まーくんのときのように、ゆっちゃんの健診にも一緒に行きたかったのですが、ちょうどまーく…